アンリ先生の作品展

みなさま、ちょっとばかりお久しぶりです。　ブログをなかなか書けなくてごめんなさい。　

今日は、秦万里子さんの歌うコンシェルジュの衣装を作っていただいていたデザイナーの佐藤アンリ先生の作品展にお伺いしてきました。

場所は小笠原伯爵邸。　新宿の河田町にあるスペイン様式の素敵な邸宅です。

アンリ先生はすでに80歳をちょっぴり超えてらっしゃいますが、頭の中はどうなっているのかな？？？って思うくらいアイディアがいっぱい詰まってらっしゃって、次々に発信されています。　布本来の美しさをいかして、鋏をいれず、体に沿った美しいドレープから作り出す「アンリエット」と名付けられた上着。　生地によって表情がかわり、いろんな着方ができてとても便利。　また帯を裁断することなく、折り紙を折るようにつくりあげる上着・・・本当にかっこよくて素敵です。

また「再生の美」をモットーとし、残った生地をパッチワークにして新しい作品をつくりだしていく。　これは、良い生地だからこそ、組み合わせでさらに素晴らしい洋服ができあがっていく、その見事さに圧巻でした。

私も、思い出深い着物からジャケットに作り替えていただいたことがありますが、

細部まで計算されたデザインは着やすく、動きやすく、そしてシルエットが美しく個性的に生まれ変わりました。　

舞台衣装としても華やかで品があって、絶品です。　ボタンアコーディオン奏者の伊藤浩子さんはアンリ先生の大ファン！　

あと2年はがんばろうと思っています・・・なんておっしゃってましたが、いえいえもっともっとお元気で、いろんなアイディアを出していただきたいと思います。

流行に流されることがなく、それでいて個性的で品のいいお洋服・・・これを着こなせる中身を磨かなきゃ。。。って改めて思いました。